消費者のニーズに合わせたビジュアルの使い分け:2020年に活かすべき4つのトレンド

 In iStockソリューション

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製品の販売、ブランドイメージの構築、活動の支援など、掲げる目標は違っていても、顧客を理解して行動することが重要であることに変わりはありません。顧客のニーズを大切にしている姿勢を、ビジュアルを通じて示したいものです。では、消費者客の関心事を知るにはどうすればいいのでしょうか? iStockで調査を行った結果、消費者と関連性の高いマーケティングキャンペーンや広告の取り組みに活用できる、実用的なトレンドが判明しました。

自然を大切に

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リデュース、リユース、リサイクル。環境に配慮するトレンドのこのキーワードを、一度は耳にしたことがあると思います。かつてなく持続可能で環境に優しい世界を目指す現在の礎になっているのが、この言葉です。使い捨てのプラスチックは段階的に廃止され、再利用可能な(少なくともリサイクル可能な)代替品に取って代わられるなか、持続可能な未来に向けた取り組みは、もはや珍しいことではなく、原則になりました。グレタ・トゥンベリの起こした国際的な現象から、消費を取り巻く状況にいたるまで、ここ数年の傾向を見れば、持続可能性の傾向はさらに強まると言えるでしょう。つまり、消費者が期待しているのは、環境を意識したことがわかるビジュアルだということです。

トレンドを活かす方法

環境に配慮した価値観を反映するビジュアルを使うようにしましょう。以下に検索キーワードのリストを用意しました。iStockのウェブサイトで検索してみましょう。

写真:

ocean plastic(海のプラスチック)

lliving a sustainable lifestyle(持続可能な生活をおくる)

イラスト:

composting(堆肥づくり)

sustainability icons(サステイナビリティのアイコン)

映像:

vegetarian meal(ベジタリアンの食事)

内面の健康に意識的に

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このトレンドが意味するのは、幸せで、健やかで、そして魅力的であることです。ただし、その定義は身体面だけに限定されません。そこには、感情や精神といった内面の健やかさも含まれます。このトレンドの重要性は侮れません。常に何かと接続されている状態でライフスタイルを送るのが当然になっている現在では、とりわけ大切になります。消費者のニーズに合うコンテンツを用意することは当然です。ニュースページやタイムラインに情報で氾濫するなかで、落ち着けるビジュアルを提供しましょう。

トレンドを活かす方法

ボディポジティブ運動が盛り上がるにつれて、広告、パンフレット、ウェブサイトなどでもそうした現実を反映することが消費者から期待されています。それに加えて求められているのが、感情的な充足感や一体感をリアリティのある画像で表現するコンテンツです。iStockのビジュアルエキスパートが厳選した検索キーワードをチェックして、このトレンドをマーケディング素材に取り入れてみましょう。

写真:

exercise at home(自宅エクササイズ)

meditation(瞑想)

イラスト:

e-learning(eラーニング)

organic food(有機食品)

映像:

gardening(園芸)

やらせ感のないビジュアル表現

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この数年間で、メディア、芸術、さらにはビジネスの世界においても、やらせ感のないリアルで自然な表現が注目を集めるようになりました。主にこのトレンドでは、2つの重要なことに焦点があてられています。企業から消費者に対する適切な表現と透明性です。多くの消費者は、自分と同じタイプの人をメディアに取り上げてほしいと希望しています。そうした消費者は、単に理念をサポートすることだけを語るブランドではなく、実際に行動で示しているブランドを支持したいと考えます。

トレンドを活かす方法

消費者が望んでいるのは、広告、キャンペーン、マーケティング資料などで、自分たちと同じタイプの人が現実に即して描かれることです。他にも、自分たちの価値観だけでなく、企業の価値観を反映したビジュアルも求められています。次の検索キーワードを使って、やらせ感のない自然な印象を生み出すビジュアルを探してみましょう。

写真:

charity and relief work(チャリティと救済事業)

small business owner(スモールビジネスのオーナー)

イラスト:

entrepreneurship(起業家精神)

diversity(ダイバーシティ)

映像:

parenting(親業)

明るい未来

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ソーシャルメディア、AI、そしてテクノロジー全般は、常に動き続けて絶え間なく変化しています。テクノロジーに関するトレンドは私たちの生活と一体になっているものであり、既存のやり方を考え直して、これまで以上に便利な世の中にするために役立っています。つまり、切っても切り離せないテクノロジーを、ビジュアル表現にも取り入れるべきだということです。

トレンドを活かす方法

文脈によって、テクノロジーは善意の道具として描かれることもあれば、害をもたらすものととして描かれることもあります。そのため、テクノロジーを表現するときは、ちょうどいい表現のバランスを見つけることが大切です。この未来志向トレンドをビジュアルで表現するために、専門知識を有するiStockのアートディレクターが関連性の高い検索キーワードを選びました。

写真:

everyday technology(日常のテクノロジー)

smartphone addiction(スマートフォン中毒)

イラスト:

facial recognition(顔認識)

social media(ソーシャルメディア)

映像:

video call with family(家族とのビデオ電話)

今回は、何がトレンドなのか、そして消費者がどのようなビジュアルを望んでいるのかについて、すばやく見てきました。今度は、こうしたトレンドを取り入れて、消費者の心に響くマーケティング資料を実際に作成してみましょう。紹介した検索キーワードで、写真、イラスト、動画といったビジュアル素材をistock.comで検索してみてください。複数の検索キーワードを組み合わせることで、検索結果を絞り込むことができます。

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