
人気上昇中!2021年のベクター画像トレンド
写真を使ったことってありますよね。ロゴを持っている人も多いと思います。さらには、お手洗いをブランドカラーで塗ったという人もいるんじゃないでしょうか。では、ブランドのプロモーションにベクター画像を使っていますか? 「えーっと……」という反応をしているあなたに、お届けしたいのが、今回の記事です。
技術的に言うと、ベクター画像(もしくは、単にベクター)とは、数式に基づいて、点、線、曲線、図形などで構成された画像のことです。デジタル写真のように何千ものピクセルで構成されている“ラスター画像”とは異なり、ベクター画像はどんなにサイズを変更しても、常に鮮明な解像度を保つことができます。ロゴがベクター画像でよく作成されるのは、品質や鮮明さを失うことなく拡大/縮小できるというこの“解像度の独立性”が、あらゆる企業ニーズ(名刺から看板まで)に適しているからです。また、モバイルアプリやウェブデザインにおいても、ベクター画像は重要な役割を果たしており、ナビゲーションや重要性を示すアイコンやビジュアルキューとして使われることもあれば、画面上の重要な要素にユーザーの目を向けさせるために使われることもあります。、
ただし、誤解してはいけないことがあります。それは、ベクター画像が単なる図形や線画ではないということです。よく見かける商品写真の中には、写真ではないものがあります。写真のように見えるそれは、グラデーションや陰影や、その他の要素を使って生み出された見事なベクター画像であり、写真のレタッチ担当者の想像を超えるほど完璧に作り上げられています。
ベクター画像はビジュアルツールの1つとして重要です。では、2021年にベクター画像はどのように使われているのでしょうか? ベクター画像とブランドが古臭くならないように、トレンドをいくつか見ていきましょう。
シンプルかつスマート
ベクターは、複雑な情報をより視覚的にアピールし、理解しやすくするために、インフォグラフィックスのようなデータビジュアライゼーションのコンテンツでよく使われます。シンプルでフラットなベクターグラフィックスは、言葉よりも少ないスペースで、素早く意味を伝えることができます。ベクター画像は細部を単純化して、主要な情報を届けやすくすることができます。ベクター画像でなければ、何層にも重ねられた調査結果や数値でごった返す可能性もあります。情報が氾濫している今、ブランドを含むあらゆる情報発信で、単純化によって権威と信頼を確立しようと考えられています。
楽しそうな雰囲気を作る
3Dレンダリングや目の錯覚を利用したベクター画像を使うと、架空の楽しそうなビジュアル要素を導入でき、それにより、退屈な現実から遠く離れて、カラフルで楽観的な空間でブランドを表現することができます。それは、日常の現実に圧倒されているかもしれない消費者にとって魅力的にうつります。想像力豊かなキャラクター、子供のような絵、複雑でサイケデリックな模様など、デザインを問わず、ベクター画像を使って現実逃避のような気まぐれ感を演出することは、ポスト・パンデミックの時代にますます魅力を増しています。思慮深く、適切に配置されたベクター画像は、独自性のあるブランド要素になりやすく、ブランドに必要な個性を与えてくれます。
インクルージョンを反映するなら ベクター画像
インクルージョンは単なるトレンドではありません。不可欠なことです。現在、ブランドはありのままの多様性を表現することを積極的に求めています。それをあらゆる場面で促進することは、マーケターとして有益に働きます。自分たちのコミュニティや良心にとっても良いことであり、利益にもつながります。
写真とは異なり、ベクター画像では、色や形、そして大きさを簡単に変更できるため、便利なビジュアル素材になりやすく、様々な人々やアイデンティティーを組み合わせたり、そうした人たちにアピールしたりすることができます。文化、視点、背景の無限の交わりを表現することで、コンテンツをより多くの人にアピールすることが可能になり、インクルージョンに取り組んでいることを示しながら、タイムリーな社会問題に対してブランドを先行的な立場に置くことさえできます。
iStockですべて完了させる
iStockでアカウントを作成すると、世界最大級の高品質ロイヤリティフリー素材を利用することができます。それだけでなく、図、グラフ、インフォグラフィック、ランディングページ、UX/CXのプロジェクト、プレゼンテーションなど、多種多様なビジュアル素材もそろっていて、デジタルや印刷物を問わず、あらゆる制作で使用することができます。その数は非常に多く、利用される方のブランドに合わせて簡単にカスタマイズできます。また、事前にデザインされているという利点とカスタムメイド感がどちらも備わっています。
優れたブランドには、優れたビジュアルの存在感が必要です。iStockの定額使用プランでベクター画像を活用してみましょう。ブランドのビジュアル・アイデンティティを構築するにあたって、汎用性の高いデザイン要素として活躍してくれます。
*この記事は参考情報の提供を目的にしたものであり、法律的なアドバイスを提供するものではありません。iStockのすべてのライセンス規則と制限事項については、ライセンスに関する特設ページをご覧ください。