モバイルのマーケティング戦略ガイド:今すぐ実施可能な4つの施策

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1134000432, Ridofranz携帯機器の利用が飛躍的に増加している今、企業やブランドにとっては、どこからでも消費者にリーチできる状況になっています。そして、優れたモバイル体験を消費者に提供することには、売上に対する即効の影響力があり、消費者との関係性を決定するほどの力を持っています。現在、アメリカではインターネットの全トラフィックの約50%を携帯機器が占め、モバイル重視のマーケティングを行うことは、消費者を惹きつけるうえで非常に重要になっています。同じことは、オンラインビジネスと実店舗の両方に当てはまります。買い物客の3分の2近くが実店舗で買い物をしていますが、そのうちの39%は携帯機器から買い物をするようになっています。このページでは、携帯機器に適したビジュアル素材の選び方をはじめ、そうしたビジュアル素材を使って、モバイル重視のメールデザインやSNSでの投稿、携帯機器に最適化したウェブサイトの作成など、ビジュアル素材を活用する際のポイントをエキスパートがご案内します。

モバイル用に考えられたビジュアル素材を選ぶ

327748_mobile_marketing_campaign_795x400-1.jpg639830786, franckreporter写真、アイコン、動画といったコンテンツを問わず、モバイルで魅力的な顧客体験を提供するとき、すべてはビジュアル素材を選択することから始まります。

写真とアイコン

高品質の写真を使うことは、通常のPCの画面に表示されるときと同様、携帯機器でも重要です。メール、SNS、ウェブサイトでも、そのことは変わりません。このとき気をつけることは何でしょうか? それは、適切な寸法の写真を選ぶことです。ブルックリンを拠点とするグラフィックデザイナー兼アートディレクターのリサ・モーゼス(Lisa Moses)は次のように話します。「横長の画像は大きくも見やすくもありませんが、見出しやCTAを表示するための余白が広めです。一方、正方形や縦長の画像の場合は、大きくて見やすくなりますが、見出しやCTAを画像の上部に収めるには十分に余白が足りなくなることがあります」

モーゼスは他にも、使用場所に適した印象のする画像を選ぶことを推奨しています。「デスクトップのコンピュータでは、集団の人たちを撮影した大きな写真が利用可能でも、その写真をモバイル用に使うときにはトリミングするようにしましょう。1~2人だけが写っているようにトリミングすれば、焦点が明確になります」

アイコンもモバイルにとても適しています。「スペースをそんなに取らないからです」とモーゼスは説明します。よく見かける一般的なアイコンを使って、ユーザーをうまく誘導するようにしてみましょう。コピーの補足としてアイコンを使うだけでなく、コピーの文字数を減らすためにも使うこともできます。モーゼスが最も強調するのは、モバイル用に画像のサイズを変更することです。「デスクトップ・コンピュータ用に表示されることを前提にデザインして、携帯機器での表示を考えないでいると、常に同じサイズの画像が使われることになります。そうなると、画像の表示速度が遅くなることがあります。画像の見栄えを良くすることと、読み込み時間を短くすることのちょうどいいバランスを見つけるようにしましょう」

映像

2021年までには、インターネットで動画を見る時間が平均的な人で1日100分になると推定されており、また現在は、動画コンテンツの半分以上がモバイル環境で消費されています。そんな中、企業はカスタマージャーニーの全段階で動画を活用することで、消費者の注意を引きつけ、消費者の望む方法で、消費者の知りたい情報を提供しています。これに当てはまるのは、B2Cの事業だけではありません。B2Bの事業のじつに70%が、購入前のどこかの段階で動画を視聴していることがわかっています。つまり、どちらの事業にとっても、動画を用いることは、消費者の製品購入の可能性を高めるということです。高品質の映像素材が簡単に利用できる今なら、動画を作成して、発信する情報をより記憶に残るものにしていくことができます。消費者は映像で発信された情報の95%を思い出すことができますが、文章で読んだ情報では10%しか思い出すことができません。SNSのマーケティング戦略に動画を取り入れるのはもちろん、ウェブサイトやメールにも動画を取り入れることができます。動画を使ったランディングページはコンバージョン率を80%向上させることができますし、メールの件名に“動画”という言葉を含めるだけで、開封率とクリック率を向上させることができます。ただし、ウェブサイトの読み込み速度はGoogleの検索ランキングに影響を与えるため、注意しておきたいところです。携帯機器は、デスクトップ・コンピュータよりも信頼性の低いネットワークに接続されることが多く、それゆえに読み込みが遅くなることがあります。読み込みに数秒以上かかると、多くのユーザーはそのウェブサイトを放置しますし、中には放置したままで終わるユーザーもいます。

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ポイント

  • 伝える情報の内容にふさわしい明確な印象を持ったビジュアルを選ぶ。
  • 動画に字幕を追加して、ユーザーが音声の有無にかかわらず内容を把握できるようにする。
  • GoogleのツールPageSpeed Insightsを使用してウェブページの速度を分析する。
  • ブランディングに合うアイコン一式を使って、視覚的にすばやく情報を伝えようにする。

適切な写真素材や映像素材を見つけられれば、モバイルコンテンツ・マーケティング戦略で活用して、消費者からの支持を維持し続けることができます。

モバイル向けにメールをデザインする

327748_mobile_marketing_campaign_795x400-2.jpg821223049442, filadendronメールの開封率を全体的に見ると、開封数の50%以上をモバイルが占めています。もちろん、読者層や業界によってこの数字は変動しますが、モバイル向けのデザインしておけば、デスクトップ・コンピュータでも問題なく表示されるでしょう。ただし、その逆はありえません。清潔で倫理的な運営で知られる美容専門店Shimmerのオーナー、ケイト・ロウの場合、送信するメールの約80%がモバイルで開封されており、モバイルを重視したメールのデザインが必須になっています。ロウは次のように説明します。「スモールビジネスは大手ブランドとの競争にいつも苦労してきました。人々が期待するのは、すべてが含まれるサービスです。つまり、大手ブランドの提供するサービスをすべて含むものです。スモールビジネスは、それを少ない予算でやっているだけにすぎません。それなのにも関わらず、携帯機器で見づらいメールを送ってしまったら、相手にしてもらえることはないでしょう。実際、携帯機器にメールがうまく表示されない場合、70%以上のユーザーが数秒以内にそのメールを削除し、中には、メールの受信登録を解除しようと考えるユーザーも出てきます。モーゼスはA/Bテストの実施も推奨しています。「自分が特定の色使いを気に入っていても、他の人にたくさんクリックされるコンテンツになるとは限りません。通常だと、コントラストの強い配色のコンテンツが最もCTAを獲得します」

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ポイント

  • iStockエディターを使用して、画像のサイズを必要な幅と高さへピクセル単位で変更する。
  • テストメールを送信する。多くのメールサービスプロバイダでは、さまざまな端末やOSでメールがどのように見えるかを確認するために、テストメールを送信することができます。

SNSの投稿に一貫性をもたせる

327748_mobile_marketing_campaign_795x400-3.jpg935483012, oatawaFacebookのアプリだけでも、2019年第3四半期時点で24.5億人のユーザーがいます。そして、2020年4月時点で、Facebookのトラフィックの78%はモバイル経由のみで獲得されています(スマートフォンとコンピュータからFacebookのアプリを利用しているのは、ユーザーの20%)。アメリカ人ユーザーの大多数(じつに78%)が、Facebookをきっかけに商品を購入したことがあると述べています。このデータは同時に、SNSでのビジュアルコンテンツの重要性を浮き彫りにしています。画像付きの投稿は、テキストのみの投稿よりも84%多くのクリック数を獲得しているからです。しかし、対象となる消費者を知らない限り、適切なプラットフォームに適切なコンテンツを投稿することはできません。ロウの顧客には幅広い年齢層が含まれています。Instagramで彼女のお店をフォローしている人の数はFacebookの4倍以上ですが、彼女のウェブサイトに対しては、InstagramとFacebookのどちらからも同じ量のトラフィックが生まれています。そのため、どちらのプラットフォームでも強い存在感を維持することが不可欠になります。ロウは次のように説明します、「人々は何かを購入しようと決めるまえに、商品に関する情報を何度も何度も見る必要があります。Instagramに商品の情報を投稿しても、すぐにその商品が売れないことはよくあります。他の人も私のInstagramのアカウントを同じくらい見ているわけじゃないと、常々、意識しておく必要があります」

「SNSでユーザーと交流することをブランドは忘れがちです」とロウは続けます。自分のブランドでユーザーとの交流を優先することにしている彼女は、次のように話します。「私は、常に製品を売らなくても、みんなに興味をもってもらいたいと思っていました」。たとえ製品を販売していなくても、ロウの投稿が人々のタイムラインに表示されるようにして、彼女のブランドを思い返すユーザーの維持に努めています。投稿内容に関係なく、その投稿によって目的を達成できているか確認するようにしましょう。「ブランドの発信する情報を構築する際は、ビジュアル要素も含めて一緒に考えるべきです」とモーゼスは話しながら、InstagramやFacebookのフィードを見たときに、視覚的なまとまりが感じられることの必要性を述べています。

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ポイント

  • 利用できる高品質の画像や動画を豊富に確保して、SNSで1日に複数回投稿する。
  • iStockエディターを使って、Facebook、Instagram、Twitter、Pinterest用に画像のサイズを変更する。

モバイルを重視したウェブサイト体験を構築する

327748_mobile_marketing_campaign_795x400-4.jpg587808326, izusekGoogleがモバイルを重視してインデックスを行うようになったことで、検索結果の上位に自分のウェブサイトを表示させるために、モバイル環境に適したウェブサイト作りを行う必要が出てきました。レスポンシブなウェブサイトを構築してもいいのですが、それだとデスクトップ・コンピュータでウェブサイトを閲覧されることがまず念頭に置かれ、それからモバイルでうまく動作するように調整が行われることになります。一方、モバイル専用に設計されたウェブサイトは、モバイルユーザー(つまり、インターネットユーザーの大多数)が何を求めているかを考慮することになります。とりわけこのことに該当するのが、メールやSNSの投稿からユーザーを誘導するウェブページです。これは、ほとんどの人が携帯機器からメールやSNSにアクセスしているためです。モバイルユーザーを意識したウェブサイトを設計しないと、直帰率が高くなり、ユーザーのフラストレーションがたまる危険性があります。モーゼスは次のように話します。「ウェブデザイナーとしては、デスクトップとモバイルの両方とも重要です。モバイルは、何が起こっているのかをすばやく確認するためのもので、デスクトップは、その体験をじっくりと味わうためのものです」

モバイルとデスクトップでは、考慮すべき点が少し異なります。「CTAボタンの大きさは十分か?」 「フォントサイズは見やすい大きさか?」 モバイルマーケティングのビジュアルでは、太字や大きな余白を使って、小さな画面でもウェブサイトの導線をわかりやすくすることがトレンドになっています。モーゼスは次のように話します。「限られたスペースで、やるべきことをすべてやるのは非常に難しいです。ですが重要なのは、モバイルサイトでもやるべきことをすべてやることです。例えば、モバイルサイトのコンテンツがデスクトップサイトよりも少ない場合、検索順位に影響を与える可能性があります」

「コントラストを十分につけた配色にするべきかどうかは、常に議論になっていますね。例えば、視力の悪い人でもコンテンツを利用しやすいように、十分にコントラストをつけることが重要です」

もう一つ大事なことがあります。モバイルで売上を上げることを目標にしているのであれば、起こってほしい消費者の行動が完了するまでの工程数を少なくするようにしましょう。各工程で、新しいページの読み込まなければいけない構造になっていると、離脱率が増える可能性があります。

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ポイント

  • GoogleのURL検査ツールを使って、自分のウェブサイトがどのようにインデックスされているかを確認する。
  • コントラストチェックツールを使って読みやすさを確保する。
  • 購入体験を最適化して、ウェブサイトの閲覧から購入にいたるまでの消費者体験を可能な限りシンプルにする。

モバイルマーケティングの取り組みを実施する際には、ブランドの発信する情報を小さい画面でも伝えられる高品質のビジュアルを用意しておきましょう。iStockのウェブサイトでは、画像素材や映像素材を多彩にご用意しています。ぜひご利用ください。

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