スタートアップとスモールビジネスに優れたデザインを活用する5つの方法

 In おすすめ活用例

1154993729, filo洗練されたデザインがあれば、積極的な自分のビジネスを宣伝していないときでも、見ているだけの消費者を購買者に変えるという使命は終わりません。自分のビジネスを成長させて、コンバーション率を高めたいと思っているなら、お伝えしたいことがあります。それは、すでに行っていることを活かして目標を達成できるということです。何だと思いますか? 答えはデザインです。オンラインショップか実店舗かに関わらず、コンバージョンには洗練されたデザインが不可欠です。見込み客と接する機会があれば、それは自分のビジネスを売り込むチャンスであり、コンバージョンに影響を与えます。名刺、ウェブサイト、広告デザインなど、どのような分野であっても、あなたの会社が記憶されるかどうか、そもそも注目されるかどうかということにデザインは大きな役割を果たしています。

優れたデザインは色で注目を集める

人やデザインの認識に、どれくらいの時間がかかるかご存じでしょうか?

実は、それほど長くはかかりません。研究によると、人の認識にかかる時間は一瞬で10分の1秒です。そして、ウェブページやデザインをもっと見たいかどうかを判断するのにかかる時間は、わずか0.05秒だそうです。そのように言われると、デザインにプレッシャーがかかりますね!優れたデザイナーであれば、デザインをまとめるときにはいつも、このことを意識しています。店頭看板やオンライン広告キャンペーンなど、どのような用途であっても、デザインは印象に残るものでなければなりません。使用する色を選ぶことは、注目を集めるうえで大きな役割を果たします。マーケティングブログ「Business2Community」では、顧客をコンバージョンを達成し、売上を上げる可能性の高い色をいくつか列挙しています。例えば、力強い赤、信頼できる青、親しみやすく暖かみのある黄色などです。最終的にどの色を使うべきかは、得意分野と市場調査によって大きく異なります。見ていて魅力的な色を使えば、企業やビジネスはコンバーションに必要な注目を集めやすくなります。

優れたデザインは興味を引きつけ離さない

デザインで大切なのは中身です。実際にメッセージを発信するのは、見た目や使用するフォントと色だけではなく、デザインで表現されていることです。デザインの種類によって、効果的にメッセージを発信できるコンテンツが異なります。例えばロゴデザインであれば、会社の名前と雰囲気を見る人に伝えることが目的です。ロゴは会社を表すものであり、見ているだけの人が次の行動を起こすかどうかに関わらず、大きな役割を果たします。マーケティングで用いられるデザインには、通常、余白があり、必要以上の情報を伝えることができます。しかし、いくら余白があっても、プレゼンテーションが面白くなければ意味がありません。洗練されたデザイナーであれば、一般的なCTAを使用するだけでなく、説得力のあるユニークな方法で表現を行います。CTAが使われるのは文末だけではありません。文章内やボタンやバナーなど、さまざまです。

優れたデザインは顧客に購買行動の段階を進ませる

優れたグラフィックデザインは、初見から興味の維持にいたるまで消費者に行動を促します。注目を集めたグラフィックデザインは、売上を上げるという最終的な目標に向かって、消費者を誘導し続けます。それは最初のデザインの見た目や印象を維持するという継続性によって行われるため、消費者を戸惑わせることがありません。ただし、新しい驚きの要素が必要になることもあります。新しい色や形を使ってCTAやその他のコンテンツに注意を向けさせることで、消費者を購買行動の次の段階に向かわせることができるからです。

優れたデザインは新しさを活かす

マーケティングブロガーのニール・パテルは、見ているだけの人が購買行動を起こす心理的なきっかけに着目し、マーケティングにおける15種類の重要ツールの1つとして、新しさを挙げています。「新しさがあると、いいことが待ち受けているように私たちの脳が感じます」と彼は話します。「いいことが起こりそうな感覚により、実際にそれを得たいという思いを刺激します。この新しさは、デザインでどのように表現されるのでしょうか?

戦略的なデザインとマーケティングを行う場合、一度にすべての製品やサービスを発表するのではなく、少しずつ発表することも考えられます。他にも、提供している製品やサービスのブランディングとパッケージングを改めることもあれば、製品やサービスが今までにないものであることが伝わるように表示を追加することもあります。例えば、「新発売!」や 「新機能!」といった 表示を入れることで、提供する製品やサービスを利用するように消費者を促す方法になります。ウェブサイトのデザインの見直しを考えている企業であれば、こうした表示を複数の箇所に含めたり、サイト全体のポップアップにしたりすることで、採用されたデザインの露出を最大化できます。ブランディングの見直しであれば、市場調査に注意を払うことが肝心です。

優れたデザインは記憶に残る

スモールビジネスの経営者であれば、記憶に残りたいと考えるものです。とくに競争相手のいる環境でビジネスを成長させたい場合は、なおさらです。そうではない人なんて、きっといないでしょう。デザインの中には、記憶に残りやすいものがあります。例えば、名刺は持ち運びが簡単で、配るのも簡単です。そのため、名刺のデザインやロゴで必ずしも顧客の印象に残る必要はありません。それ自体で十分に印象を残すことができます。ただし、デザインのすべての面でそうであるわけではありません。広告、ロゴ、ウェブサイト、実空間、マーケティングキャンペーンなど、優れたものでは優れたデザインが土台になります。魅力的で効果的なデザインの基本を心に留めておくことは、顧客の購買活動の段階を進ませてからも、強みになります。このことはとりわけ、メッセージがユニークで明確、そして簡潔でシンプルなものである場合に顕著です。※本記事に登場する企業および取り組みは、ゲッティイメージズが宣伝もしくはスポンサーを務めるものではありません。

この記事は、ジャニル・ジャン(Janil Jean)がe27で執筆しました。パブリッシャーネットワークを行うNewsCredを通じてライセンスされています。ライセンスに関するご質問は、legal@newscred.comへ直接ご連絡ください。

この記事は役に立ちましたか?
この記事をシェアする
最新のアドバイスをiStockから受け取る
この記事も好きかも