
スクロールの指が止まる!SNSに適したビジュアル素材の選び方
スクロールやスワイプの操作が素早く行われている現在、SNSにおけるビジュアルコンテンツの重要性が増しています。効果的なビジュアル(写真、イラスト、映像、アニメーション)で消費者の意識が引き付けられると、大抵の場合、ビジュアル以外の情報にも意識が向けられます。そこでこのページでは、SNSのビジュアルを投稿するときに気をつけたいポイントをまとめました。
メッセージを伝えられるビジュアルを選ぶ
SNSのビジュアルはわかりやすいものであると同時に、インパクトがあり、メッセージをすばやく伝えられるものでなければなりません。 適切なビジュアルとは、内容が伝わるもの、コンテンツと関連しているもの、もしくはコンテンツを補完するものです。複雑過ぎるものや、コンテンツの話題からかけ離れているものは避けたほうがいいでしょう。ビジュアルを見たときに何を表現しようとしているか自分でわからなければ、ほかの人にわかってもらえることはないでしょう。
適切なSNSのビジュアルを考える
技術的な観点から言えば、ビジュアルは明瞭ではっきりとしていて、独自の印象を与えられるものが望ましいです。研究では、“いいね”やシェアを獲得するビジュアルは明るくはっきりとしていてクリエイティブなものであることが多いということがわかっています(英語)。4つの主要SNSサイトを見ていきましょう。
- Facebookでは、投稿するコンテンツに直接関連のあるシンプルなビジュアルを使うようにしましょう。複雑すぎるものや、抽象的なものは避けるようにします。ただし遊び心があって楽しく感じられることが大切です。
- Twitterは、速報や見出しのような短く直球なメッセージが効果的です。使用するビジュアルも同じくはっきりとしていて端的なものがいいでしょう。メッセージを補足するものが好ましいです。
- LinkedInの世界は独特です。情報を教えてくれるインフォグラフィックスやビジュアルを使う格好の場所だと言えるでしょう。入り組んだ情報を表現するときは、イラストがとくに効果的です。
- そして最もビジュアルが重要なSNSがInstagramです。Instagramでは、ビジュアル・インフルエンサーが何人も誕生しています。余白、アングル、補色を意識した洗練されたアプローチと編集を実践することで、大きなインパクトが生まれます。
プロのポイント フォローしているブランドや個人の投稿からアイデアを模索しましょう。フィードに流れてくるのは、ほかの人が“いいね”をしている人気のある投稿です。
ビジュアルのサイズ
ビジュアルの適切なサイズは、投稿場所によって異なります。どんな種類のビジュアルを投稿するか、そしてそのビジュアルをどこに表示させたいかよって、異なる各SNSの仕様を確認しましょう。プロフィール写真、カバー写真、シェアされた写真、ストリーミング映像など、呼称や要件は予告なしで定期的に変わります。各SNSのヘルプページに行けば、最新情報を得られるでしょう。Googleなどで検索してみてもいいと思います。
ビジュアルの解像度
スマートフォン、タブレット、そしてコンピュータでは、ますます細かく鮮やかなディスプレイが使われるようになっています。より多くのインプレッションを得るためには、利用可能な最高画質のビジュアルを使ってユーザー体験を損なわないようにするべきです。ただし大きすぎるファイルで表示に時間のかかるビジュアルを使うのは避けましょう。表示に時間がかかり過ぎると、フォロワーはすぐに別の場所へ移動します。ウェブサイト用ビジュアルの多くは、最低画質が72ppiになっています。一般的に定着している基準なので、画質を選ぶときの目安にするといいでしょう。現在は、4Kや5K、そして有機ELスクリーンなど極めて高画質な仕様に合わせてコンテンツが制作されているので、各SNSのガイドラインで最適な解像度を確認するようにしましょう。
プロのポイント SNSの大半はモバイル環境で閲覧されています。ということは、限られたスペースで、大きなインパクトを残すビジュアルを選ぶことが重要です。
効果的なビジュアルが手に入る場所
今ではスマートフォンを使って写真や映像を驚くほど簡単に撮影できますが、上手に撮影するとなると少し難しくなります。優れたビジュアルを生み出す方法を理解するには、構図、色使い、照明、形状に対する知識と、芸術的なセンスが求められます。そうしたビジュアルのことはプロに任せたいという人は、iStockをご利用ください。他を寄せ付けない圧倒的なコレクションで、写真、映像、グラフィックなど、本格的なロイヤリティフリー素材を使うことができます。いずれの素材も世界中のフォトグラファーやアーティストたちから提供されており、専任のアートディレクターチームによって厳選されたものばかりです。便利な検索ツールやお気に入りの素材をまとめる機能を使えば、イメージ通りのビジュアルを探すのが簡単になるだけでなく、チームでの共同作業やクライアントとの承認作業も素早く進めることができます。各種デザインプログラムと連携して作業効率を高めるプラグインもご使用いただけます。さらにiStockでは、デザイナーではない人でもオンライン画像編集機能を使って、簡単にビジュアルをブランドに合わせてカスタマイズしたり、SNSに適したサイズへ変えたりすることができます。
まとめ
何百万人ものファンや友人、そしてフォロワーにコンテンツを見てもらうなら、SNS有効活用するよりも手っ取り早く費用対効果の高い方法はありません。自身の近況を更新するとき、ブランドの新しい映像を投稿するとき、話題になりそうなダジャレをつぶやくときといった状況を問わず、SNSの投稿を引き立ててマーケティングの効果を高めるには、クオリティの高い画像とビジュアルコンテンツが役立ちます。